タクシー運転手に転職に反対!

もしも自分の夫がタクシー運転手に転職したいと言い出したらどうしますか?今無職でやっと決まった職だとすれば大喜びで賛成するかもしれません。でも現実的なタクシードライバーの実情を考えるとそうはいかない人もいるはずです。タクシードライバーとしてどういった事が問題なのか、何が反対意見となってしまうのか。ここではそこを総合的に考えた場合に反対の立場で意見を考えてみましょう。

まず、タクシー運転手の収入に目が行きます。どの求人サイトを見ても年収で1000万円などまずみかけません。その可能性すらないと言えます。もちろんタクシードライバーに転職直後からそんなに高収入を得ようというわけではありませんが、それでも将来的な出世や高収入を狙えないことを分かっていながら転職することにはどうしても反対となってしまいます。さらに、このご時世ですからいくら自分が営業技術を磨いて乗客を捕まえられるように努力や工夫をしたところで乗客自体が減っていたり会社からタクシーを禁じられている人もいるでしょう。その中で家族を養っていけるほどの収入をしかも安定的に得ることはとても難しく感じられます。その難しい過酷な環境の中に一家の大黒柱に置くことに不安や申し訳なさが感じられてしまうのです。

また、その安全面なども心配があり反対となってしまいます。当たり前ですが勤務中はずっと運転しているわけですからいつ事故を起こしてもおかしくありません。タクシードライバーの隔日勤務は体力的にキツイのではないか、と不安な方も多いようです。また自分がいくら気を付けていても相手がぶつかってくることも人が飛び出してくることもあるでしょう。人の命を奪う可能性もあるうえに一瞬で自分のキャリアや職を失う危険性と隣り合わせの職業がタクシードライバーなのです。

さらに健康面や住宅への心配もあります。一日中車の運転をしていることから腰や背中への悪影響はもちろんのこと運動不足や喫煙などの心配もあります。タクシー会社では寮に入れることもありますが、家族では入れなかったり期限が決まっていたりしてなかなか家族が安心して安定した生活を送ることは難しいように感じられます。

もちろん、タクシー運転手になりたいという強い気もちがあるのであれば賛成したい気持ちもあるものです。それでも現実的な問題点や心配な点を考えると手放しで賛成で気なのが現実なのです。生活や住居の安定、将来的なことを考えた時の魅力があればもっと快く賛成して新しい道に送り出すこともできるようになるのではないでしょうか。

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