うつ病を乗り越えタクシードライバーへ転職を希望している方へ

職場の人間関係や仕事の過酷さで、うつ病を発症される方も少なくありません。そして、うつ病発症後の就職先としてタクシードライバーに転職を考える方もいます。ただ、うつ病の経験がある方がタクシードライバーになるには、いくつかの注意点があります。

まず、タクシードライバーになるにはうつ病に関する内服をしていないという条件が必要になります。車を個人的に運転する場合は、てんかん発作などを除き法律上の規制はさほどありません。しかし、第二種運転免許の必要なタクシードライバーはお客さんの安全を守りながら運転する義務があるので、抗うつ薬や睡眠薬などといったものを服用している場合は危険を伴うため法的に認められていません。うつ病の大変なところは、症状が良くなったからと言って、薬をすぐに止めることができず、薬を完全に止めるまで数か月から1年以上かかるところです。薬を完全に止めるまでには減薬と呼ばれ、薬を徐々に減らしながら服用する方法がとられます。そのため、薬の服用が終わるまで、収入がなくなるといった心配があります。

また、会社を辞めたことでうつ病が改善するとは限らないといった問題もあります。人によっては、会社を辞めたことで環境が変わり症状が改善した方もいますが、そうでない方も確かに存在します。症状が改善した場合は良いですが、うつ症状が改善せず、人によってはうつ病を隠して就職活動をする方もいるようです。さらに、うつ病の発症回数も注意点の一つに挙げられます。うつ病は発症回数を重ねれば重ねるほど、改善するまでの治療期間が延びていく病気です。また、再発を繰り返す確率も発症回数が上がるごとに増えていきます。他にも、タクシードライバーになるためには、第二種運転免許がいるため自動車教習所で講習を受けることが必要になります。講習を受けること自体はうつ病でも可能ですが、薬を内服している場合は頭がボーっとして講習に身が入らないこともあります。

このように、うつ病からの転職先としてタクシードライバーを選ぶ場合は様々な問題がありますが、一つ一つ問題を解決していくことで就職への可能性が出てくる職業といえます。ただ、うつ病の症状が改善するまで長い期間を要する方は、金銭面の問題を解決してからの方が良いでしょう。うつ病を発症したからといって、自分の希望する職業への転職を諦める必要はありません。どんな状況でも転職先の幅を狭めず可能性を信じて進んでいくことが大切です。

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